調査例
C A S E 1 C A S E 2 
C A S E 1 浮気調査
1.依頼者プロフィール
岐阜県K市で教師をしている男性M氏(45歳)
2.依頼内容
妻N子さんが浮気をしているのではないかと疑いを抱いて別の調査会社に 調査を依頼したものの、その会社はN子さんの慎重で手の込んだ行動に振り切られ、証拠をつかむことができなかったらしい。

3.調査報告
詳しく話を聞くと、その調査会社は看護婦をしているN子さんの浮気相手が、 職場の同僚の20代後半の男性Tであることは掴んでいたようである。
 そこまで把握されていながら、その後の調査会社追跡を振り切ったN子さんの行動とは 次のようなものであったらしい。
 まず、休日に「友人と会う」と言って出かけたN子さんは自宅から原付で駅へと向かい、 人気のない所に原付を止めた。
 次に、駅で電車に乗ったN子さんは1駅だけ移動し、電車を降りた。その駅はTの自宅とは 離れている駅だったらしい。不審に思いながら調査員が追っていくと、駅前にTが車で待って いてN子さんを乗せていき、そのまま行方を見失ってしまったという。
 N子さんは最初から尾行を想定したような行動を取るということは、ある意味で確信犯と言える。 そこで、当社は綿密な予備調査を行うことにした。
 N子さんの自宅から勤務先までの経路はもちろん、Tの自宅周辺もしっかりとリサーチ。
 そしてM氏から「今日、N子の帰りが遅くなるらしい」との連絡があった日、その日は Tの方は休日で出勤していない。病院で張り込みをしていると、夕方になって仕事を終えた N子さんが出てきた。
 ストレートの髪を長く伸ばしたN子さんは背筋が伸びていて、しっかりした女性という印象 ジーンズをはき、デニム地のシャツに軽くウインドブレーカーをはおったラフなスタイルで、 N子さんは病院を出た後、まっすぐに駅へと歩いて行った。
 電車に乗り、Tの自宅に近い駅を通り越してから、ホームを移動して反対方向の電車に乗り換え、 1駅戻ってTの自宅に向かう。
 N子さんがTの自宅に入り、しばらく経つとTの自宅の電気が消え、深夜12時に再び電気がついた。 その一部始終をDVDに収め、その後自宅に戻った事までを確認。
後日M氏に証拠の写真やビデオを添えて結果を報告し、調査終了となった。

C A S E 2 行方調査
1.依頼者プロフィール
岐阜県I郡に住む主婦T子さん(50歳前後)
2.依頼内容
T子さんから「行方不明になってしまった息子を探して欲しい」という依頼があったのは、98年12月のこと。 調査対象者は、依頼当時で26歳になるK氏。関西のK大学に入学したK氏は、大学の近くにアパートを借り、 真面目に大学に通っていたそうである。
 しかし、卒業試験が始まる予定だった95年1月17日の未明、阪神・淡路大震災が発生。K氏自身は家屋倒壊や 火災には見舞われなかったものの、アパートのガスや水道が止まり、しばらく友人のアパートに避難することと なってしまった。
 震災の混乱の中、卒業試験は中止になり、大惨事を目の当たりにしして、K氏は人生観まで変わってしまったようで、 後日行われた卒業試験を欠席。さらにK氏は、その後2年にわたって留年してしまった。
 そして98年。何とか卒業のメドも立ち、2月になって父親が地元に就職を世話したものの、「沖縄に行く」との 電話を最後に、K氏との連絡が取れなくなった。
 心配したT子さんが関西まで行ってみると、アパートは引き払われていてK氏の姿は無く、その後、K氏の友人を 訪ね歩いて話を聞いたり、警察に捜索願いを出したりしたのだが、実際に沖縄に行ったのかどうかも分からないまま、 日が経つにつれて手がかりがなくなってしまったという。

3.調査報告
調査はK氏の住民票を追うことから始めることにした。すると、沖縄どころか、山形に移っていることが判明した。
どうやらK氏は、見つからないために、わざと反対方向の地名をT子さんに告げたらしい。  そこで、電力会社に問い合わせてみたが、現在は山形にはいないということがわかったくらいで、なかなか細かな ことは教えてもらえない。しかし、郵便物の転送届から、K氏は仙台に居ることが判明。さらに、流通関連の仕事を していることもキャッチした。
 K氏の住所と仕事先をT子さんに報告すると数日して謝礼の手紙が届いた。
 思いがけない手紙に、今回の仕事に対する充実感を感じることができた。